本日は上ってご来店頂きました。またまた恐縮です。
広島より東日本から下ってのご来店が増えてきた事に驚いていますが、
本日は、鹿児島より「上って」ご来店頂きました。
これもまた大変有り難いことです。
地元には、しっかりと説明をしてくれるお店がなく、2年前に始めてご購入
されたのは、ネットでの通販とのこと。
スキー歴8年の60代半ばの紳士の方、レンタルで借りていた時期が6シーズン、
大抵のブーツは痛みを感じていたので、徐々に徐々にサイズを上げられて、
30cmを購入されたそうですが、それでも足が痛い・・・
足の実測が25cmちょっとなので、基本的には25.5cm〜26.5cm (ブーツや
メーカーによって変わりますが) がベストサイズのはず・・・ですが・・・
30cmにまでサイズUPされても滑れば痛い。確かに少々足幅が広めではありますが、
普段からブーツを合わせる経験上、どうにもならないほど広いわけではない。
こういうケースでいつもご説明するのが、個人個人の足の特徴と、そのブーツに
足入れした状態での収まり方の相性が、その状態で「滑る」という運動を始めた
時に起こる足裏への部分的な過剰な負荷や、自身の運動がしやすい収まり方に
なろうとする足が、ブーツの中で外側へスライドして小指の付け根等が当たるなど
の弊害が起こります。
立っているだけならそうでもないんですが・・・滑り始めるととにかく痛くなるん
ですよ・・・というコメントもよく聞きますが、ハイスピード時の滑走では、体重
の2〜4倍の遠心力が加わるという説もあります。
いくらサイズを大きくしても、そのブーツに足入れした状態での収まり方の相性が
悪く、どうしてもカカトが浮いてつま先立ちしているような感覚があるような相性の
ブーツの場合、体重の2〜4倍の重さをつま先だけで踏ん張って耐えなければならなく
なったりします。こうなると、足裏の筋肉やふくらはぎなどは、徐々に悲鳴を上げて
パンパンに張ってきたり、つりそうなほどの筋肉の痛みを感じます。ブーツのどこかが
当たるとかではなく、つま先でしか支えられないような収まり方の相性が、原因
している・・・ということになります。
本日ご来店いただいた、F様・・・この冬を楽しみにお待ちください。
ご遠方より、ありがとうございました。