往年のスキーレーサー、復活の時代がくるか???
スキーのアルペンレースをしない方には、全くもって関係のない話ですが、
どうやら次の次のシーズン(2012-2013)以降、アルペンスキー界では、数年ぶりの
用具のルール改定がありそうな雲行きになって来た様子ですね。情報通のレーサー
の皆さんは既に小耳に挟んでいらっしゃる方もいらっしゃるでしょうねぇ・・・
FISレースなどでは、GSの板の長さは188cm以上でRは35m以上とか・・・・
W-CUPに至っては、GSの板の長さは195cm以上でRは40m以上とか・・・・
15年〜20年くらい前までの板は、こんなものだったと思うのですが、レーサーに
とっては、カービングスキーというキレキレマシンガンを放り出して、なぎなたに
戻って戦え!!って言われてるようなもので・・・
実際に、日本国内の大会のルール上では、いつからそうなるのかは微妙ですし、
前回のR=27m改定の時も、メーカーの開発期間が、短すぎてすぐには採用に至らな
かったりもしましたからねぇ。
10年くらい前だったか、毎年恒例の北海道ツアーのご常連さんで、皆さんほぼ
カービングのスキーを履かれている中で、「わしゃ〜長刀(なぎなた)でええんじゃ」と、
頑固にカービングスキーを敬遠されていた方がいらっしゃいましたが、他の参加者の
皆さんにあおられて、僕の履いていたカービングスキーを遂に試乗されたときの事を
思い出しました。
1-2本滑走された後、その方曰く、
「店長!! どうしてもっと早くカービングを薦めなかった!! スキーが上手くなったようで
たのしいじゃないか!! 」
と、感動のご様子でした。いくら言っても試乗もせずに”なぎなた”にこだわったのは
あなたでしょ!!・・・と思いつつも、喜んでもらったのを思い出します。
ただ、そうなると「”なぎなた”はあんたに貸しとく!!」ということで、ツアー期間中
ずっと”なぎなた”を履き続けるハメになった僕は・・・・内倒しては転び、内倒しては
転び、の繰り返し・・・でした。楽しかった??? というか、できることは、直ッカリと
ウェーデルンだけ!!
ツアーだから仕事!!と思いつつも、カービングのキレ感が恋しくてたまらなかったのを
思い出しました。
が、20代半ばまでは、そんな板でコブも小回りもレースもこなしていたのだから、
感覚を取り戻せば、カービングスキーで育った世代よりも、早かったりして・・・・と、
淡い期待を想像したりもします。
トンバ・ジラルデリ・ツルブリッゲン・ステンマルク・海和さん・岩谷さん・岡部さん
あたりの往年のスキーレーサーも、復活したりして・・・???
と、今日も常連のレーサーさんと馬鹿話で盛り上がりました。
さて、今シーズンは、久々に2mクラスの板を引っぱりだして、テストランでもして
例外なく、内倒〜足すくわれるパターンで、落ち込んでみたいと思います。