チューンナップ工房では…

この春先のシーズンのチューンナップ工房では、来シーズンに向けて

ジュニアレンタルのチューンナップがフル稼働している時期なんですが…

 

やはりコロナウイルスの影響です。

ジュニアレンタルの返却期限も延長したので

当然、返却も遅れてきます。

 

チューンナップ工房のマシーンの稼動もいつもより少ないような…

こんな時こそ

品質向上への兆戦です!!

 

といっても大きな投資はできないので、

今回はエッジを仕上げるトリムというこちらのマシーンの

改良にトライしていきます。

エッジ角度指定最新

ピステではエッジの最終仕上げとなる大切な作業です





 

 

 

 

 

 

中央にあるセラミックのディスクが回転してエッジを磨いていきます

このセラミックディスクがメーカー仕様となります。

今、日本のほとんどのチューンナップ業者、スキーやボードメーカーが

このディスクで仕上げるか、あるいはヤスリなどを使用した手仕上げが

ほとんどだと思います。

そこで、今回は日本ではまだどこのメーカー・チューンナップ屋さんも

やってない(はず…???)

ダイヤモンドディスクでのエッジ研磨にチャレンジしたいと思います。

メーカー仕様のセラミックディスクがこちら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これを、ピステオリジナルのダイヤモンドディスクに

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マシンに取り付け出来るよう作成しました。

(メーカーさんにおこられるかな??)

 

ハンディタイプのダイヤモンドディスクのマシーンは数種類

販売されておりますが、いずれもサイド側エッジしか研磨できず、

スキー操作性のきめてとなるソール側のエッジは研磨できません。

サイド側、ソール側の両面を研磨できる据え置きタイプのダイヤモンド

ディスクマシーンは、日本で初めてになるはずです。

ワクワクしてきますがもう少しテストが必要です。

 

では、どうしてダイヤモンドディスクに変更するのか?

という話になりますが、期待できるメリットとしては、エッジの表面が

きめ細やかに、且つダイヤモンドの硬さによりエッジ表面がフラットな

仕上がりとなります。

結果的に雪質を選ばない、よりスムーズな操作性のエッジとなり

また、エッジ表面のフラットがだせることでエッジグリップが

格段によくなることです。

(実際に雪上でテストもしましたが、間違いなく

『スムーズにズラせてしっかりグリップするエッジ』

の精度があがっていました)

例えれば、トマトをノコギリで切った時と、よく切れる包丁で

切った時の切り口は違いますよね!?

ノコギリで切った切り口はグチャグチャですが、包丁だと

きれいに切れます。

エッジの表面も同じことがおこります。粗いもので削ると

粗く仕上がるので、エッジがひっかかったりグリップが

いまひとつだったり、サビやすかったりします。

よく切れる包丁でトマト切った時の状態に近づける為の

ダイヤモンドディスクです。

エッジの表面はきめ細やかな方がいいんです!!

先程も書きましたが、特にソール側のエッジの仕上げはとても

操作性に影響してきますので、粗い仕上がりはチューンダウンです。

そんな理由でダイヤモンドディスクにトライです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いまのところ

このダイヤモンドディスクで、エッジ研磨をやっていく予定ですので

今後のピステチューンナップの仕上がりにもご期待下さい!!

あとはコストの問題が…