「PHANTOM」の作業は順調です。
毎年のことですが、夏季休暇を終えると【シーズンがスタートした】
という気持ちになり、体力やプレッシャーと戦いながら
冬に向けて、作業のペースも少しずつアップしていきます。
今年も順調に作業はすすめておりますが、なんと言っても今年は
夢の永久WAX「PHANTOM」が大好評で、
私達スタッフもびっくりするくらいの注文をいただいております。
注文が増えると作業も増えるということで、
ファントムの作業にもずいぶんと慣れてきたところです。
このファントムワックスの作業は特別な技術がいるわけではない
ので問題はありません。
ただ、チューンナップ前にやるのかチューンナップ後にやるのかなど、
そのタイミングはいろいろとテストしながらこだわりました。
結果的には、チューンナップ前後では少し問題を感じて
チューンナップ作業の途中にワックスを塗布しております。
ファントムワックスをチューンナップ前にやる問題点
滑走面に古いワックスが残っていたり、汚れや焼けなどがあると
ファントムワックスが浸透しにくくなる可能性があります。
ファントムワックスをチューンナップ後にやる問題点
塗布したあとに紫外線によって化学反応したファントムワックスは
白くなります。表面に余分なワックスが残ってしまった状態です。
このままの状態でスキー場に持っていくと、
余分なワックスが抵抗となり、数本は滑走性が悪くなってしまいます。
このような理由でピステでは、自社チューンナップ工場のメリットを活かして
チューンナップ作業の途中にファントムワックスの作業をやっております。
サンディングマシンで滑走面の表面を削り、汚れや古いワックスを取り除き
ファントムワックスが吸収されやすい状況をつくってから
ファントムワックスを塗布していきます。
その後にチューンナップの作業を続けていきますので、
余分なファントムワックスの白い粉も取り除かれて、
滑り初めからその効果を発揮します。
チューンナップの仕上がりだけをみると、今までと変わりありませんが
ファントムワックスが浸透した滑走面を、サンディングマシンで削ってみると
素材が少し硬くなり、ケバの発生も少ないという変化を感じます。
実際に滑った時も、ケバの発生が抑えれるのではないでしょうか?
というような状況で順調にファントムワックスの作業を順調にすすめております。
ワックスの作業にストレスを感じていた方も、
夢の永久WAX「PHANTOM」で次のシーズンは楽して滑る事に専念しましょう!
ご期待ください。