リフトのないスキー場の素朴さ・・・それも良し!!

今日から夏期休業を終えてシーズンに向けて、スタートしました。

今日はお客さんとして来店してもらった旅行会社さん(いつもピステの北海道ツアーや

信州ツアーなどでお世話になっている)と、店でこれからのスキーをとりまく環境に

ついて色々と雑談しました。

スキー場の閉鎖や、景気の後退、ガソリンの高止まりなどなど、業界にとっては

正直、うれしい情報の方が少ないのは事実ですね。そんな話の中で、先シーズン

リフト営業を休止された芸北文化ランドさんのことが話に上がりました。

恥ずかしい話、先シーズンは全く営業そのものをされていないのだと思っていたら

寝耳に水!?でした。リフト営業のないスキー場ということは、我々が行き慣れた

いつものスキー場さんとはひと味違う、本当の意味での雪遊び場が広がっている

という世界だったそうで、子供を雪遊びさせるには何の遠慮もない、素朴な世界

だったそうです。スキーをするなら歩いて上がって すぅ〜と滑るだけのシンプル

なスキー。上るのに疲れたら、雪だるまや雪合戦、かまくら作り・・・など、

自然に雪と戯れるような、まさに自分たちの子供の時代を懐かしく思い出させてくれる

感覚です。とても素朴です。

なんだか、常々スキーに行ってほしい、行ってほしいという本音を商売柄いつも

もっていますが、心のどこかで「はっ」とさせられたように思いました。

純粋に雪の白い世界が好き!!な子供たちが少しずつでも増えてくれることも、

少なからず我々にとっては最終的にプラスになるんだろうなぁ・・・・。とも

考えさせられました。

リフトがあって山頂から滑り降りる事ばかりが、当たり前のような感覚は、

自分たちが小さかった頃の、汗をかきながら新雪を踏み固めて、自分が

滑りたいコースなりに曲がって登ったり、疲れれば雪の中で転げて頭を

冷やしたりした、素朴で純粋な雪遊びとスキーとが両立した感覚を忘れさせ

られてしまったのだと思いました。

時代は良くも悪くも、お金さえ出せば、便利に快適にこなせるシステムが

様々に氾濫していますが、何かその原点にある純粋さ・素朴さといったものは

失われてしまっているようにも思います。

文化ランドさんのブログを見ながら、懐かしい気分に浸るのは、雪どころで

育った私だけでしょうか?

最近のレジャー白書によると10〜20代の余暇の過ごし方は、ネット(パソコン)

や近場の動物園やテーマパーク、カラオケなど、お金をかけずに時間を使える

ものか、用意されたシステム化された施設を利用する傾向が強い・・・らしい。

発想力やクリエイティブな行動力って、遠慮のない自然遊びなどを通じて培われる

要素って大きいようにも思うのですが・・・・。

 

文化ランドさんのブログを覗いてみられてもいいのではないでしょうか。

特に2月あたりの記事はいい感じですよ。

http://geihokubunkaland.blogzine.jp/

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しらまさ

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